軽費老人ホームで未経験から働く場合

「安心」と「自由」が叶う軽費老人ホーム 「安心」と「自由」が叶う軽費老人ホーム
未経験の人が働く場合

未経験の人が働く場合

未経験でも働きやすい理由

軽費老人ホームは、介護施設で働いたことがない方にもおすすめの施設です。A型とB型を含む一般型は、自立している高齢者が入居できます。ただしA型とB型は今後新しく建設される予定はなく、C型の中で一般型と介護型で分類されます。一般型は、生活に不安のある60歳以上の方が入居の対象です。基本的に介護サービスは提供サービスに含まれておらず、介護職員は食事や掃除などの生活援助全般を行います。そのため、介護の資格を持っていない方や未経験の方も始めやすいことが特徴です。
未経験の方を対象とした求人が多く出ているのも、一般型が多いです。介護型でも未経験OKとされていることがありますが、その場合は資格を持っていることが有利になる傾向があります。

夜勤の際の注意点

未経験の方も常勤として働けることがありますが、夜勤に入る際はいくつかの点に注意が必要です。まず、夜勤時は日勤時と違って職員数が減ります。日中はレクリエーションや食事、入浴介助などで人手が必要になりますが、夜勤帯は主に入居者の就寝時間帯のためこれらのサービスは行われません。夜間にトイレに起きた入居者を介助することもありますが、日中ほどの頻度ではありません。
しかし、夜勤帯は穏便に過ぎていくことばかりではく、トラブルが生じたときには少ない職員で適切な対応が求められます。介護を必要としない入居者であっても、体調の急変などはあり得ます。体調不良のサインが日中から出ていることがあるので、日勤のスタッフからの申し送りや自らの入居者の確認なども徹底しておくようにしましょう。夜勤に入る場合は、介護職自身が体調不良に悩まされることもあるので、体調管理にも注意が必要です。よくあるのが、昼夜逆転生活による免疫低下や睡眠障害などです。夜勤明けは眠たくても仮眠程度に留め、夜にしっかり眠れるように睡眠時間を調整する方法もあります。

よりスキルアップを目指すなら

未経験の方も挑戦しやすいのが、軽費老人ホームの魅力です。資格や経験を必要としない生活援助の仕事を担当できるためです。しかし、生活援助だけでは介護のスキルそのものを磨くことが難しく、スキルアップを目指すなら身体介護もできるようになることが望ましいです。身体介護は、文字通り入居者の身体を支えたり抱えたりして介助を行うことをいいます。この身体介護を行うためには介護の資格が必須で、最低でも介護職員初任者研修の資格を持っている必要があります。
介護業界は仕事内容や施設形態によっては無資格から挑戦できるのが魅力ですが、有資格者がより重宝されるのは間違いありません。また、資格を持っていることで担当できる業務範囲が拡大し、キャリアアップも可能になります。なかでも、介護福祉士の資格は介護の花形ともいわれているほど重宝される資格です。介護の代表的な国家資格であり、この資格を取ることで職場内でのキャリアアップはもちろんのこと、転職時にも強みとしてアピールでき、さらには独立も視野に入れて活躍できるようになるでしょう。

転職を考えている人へ

働くメリット・デメリット

働くメリット・デメリット

軽費老人ホームで働くメリットは、自立した生活ができる入居者が多く、介護職の身体的負担が少ないことです。デメリットは、身体的負担が軽い分、介護職としての実務経験アップにつながりにくいことが挙げられます。軽費老人ホームで働くことに向いているのは、介護職としての経験がない人や、介護ケアがメインの仕事に不安がある人などです。手厚い介護を必要としない人が多いので、自分のペースで仕事を覚えられるでしょう。

求人を探すコツ

求人を探すコツ

軽費老人ホームの求人を探すコツは、「特定施設入居者生活支援」の指定を受けた施設かどうかを最初に確認することです。指定を受けているかいないかで仕事内容が異なります。「介護職員処遇改善手当」があるか、併設している事業所の兼務があるか、夜勤や宿直があるかなど、条件面をよくチェックしましょう。インターネットで探せば求人はすぐに見つかりますが、転職エージェントに相談すればより詳しい情報が手に入ります。